ひらがな 「ぬ」


さぁ、今日は「ぬ」を一緒に学びましょう。

この「ぬ」の語源はお分かりになりますでしょうか?

何気に使っている日本語は大いなる力に導かれて今日まで至っています。
日本の素晴らしい風土の中で育った暖かい温もりのある言葉です。

その美しい日本語を再発見してみましょう。





「ぬ」の語源を考えるにあたっては、

「め」にも似てるし、

「あ」にも少し似てますね。


「め」の語源は「女」で、


「あ」の語源は「安」です。


では、「ぬ」の語源は? 

       

        

       

そうなんです、「奴」の左半分を見てみると、

「女」 いう文字が入っています。

「ひらがな」は「草書」から出来ていますので、

「草書」を見ないと話が進みません。

おおっ! 草書は みごと 「ぬ」 になっていますねぇ…グッド!
この形ですと、「奴」が「ぬ」になっていくのが想像しやすいのではないでしょうか。

「草書」が「ひらがな」になっていったのが良くわかります。


「又」 が 「ぬ」 の最後の 「返し」 になっているのですねぇ。

と言うことは、この「返し」はどのタイプでしょう…?

の部分が、「返し」になっているので、
解答は、「は」

「は」の語源は 「波」 です。


続いて「草仮名」も 見ていただきましょう、、、

「草仮名」とは草書体の漢字が「ひらがな」になって行く過程で書かれていた文字です。


あえて「草仮名」をご紹介しなくても、

ほとんど 草書 と同じですねぇ…

では 書き方のポイント。

赤印()を付けたところはたっぷり懐を作って下さい。、
空洞を作るというか、 ウサギを 横から見た感じ、、、でしょうか。

の赤点線。ここは底辺をそろえましょう。

「ひらがな」の中には、「女」の文字の使われたものが3つもありました。

それだけ女性は人類の生活の中でじつに重要な役割であることが分かります。

今から3500年前あたりの「女」はどのような文字だったでしょう…

(中国の甲骨文字の時代の話ですよ。その時代には日本では公に使われている文字は有りませんでした。)

女性は、「ひざまづいて両手を伸ばして作業をしている様」で表わしました。

じつにリアルな描写ですよね。

「女」はひらがなの「め」の語源でもあります。

この甲骨文字が長い時間を経て「め」になったわけです。

壮大な時空の物語ですよね。

全ての「ひらがな」の語源の漢字について解説した教材があります。

『ひらがなになった漢字たち』 悠人著  250円 (キンドル)

図解でご説明していますので、

分かりやすいですよ。

是非 ワンコイン買える教材で お気軽に勉強してみませんか?

悠人でした。

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(1) 美文字「ひらがな」 全46文字




「あ」から「ん」まで46文字の

* 語源

* 語源の漢字の「楷書」・「行書」・「草書」

* 「ひらがな」の書き方

* 「漢字」から「ひらがな」になる過程の 「草仮名」

* 「万葉かな」の種類

* 「万葉かな」を使っての例

* 「ひらがな」の例

など盛りだくさんですので、たっぷりご覧ください。

価格: 498円


(2) 「ひらがな」になった「漢字」たち

また、それぞれの「ひらがな」に選ばれた「漢字」は

どのような意味を持って生まれて来たのかご興味がある方は、

是非ご覧ください。

「ひらがな」の「め」(表紙の右端に上下に並んだ5文字)

『女』の文字が時を経て「め」になっている様を表しました。

ひざまづいて作業をする女性の様はじつにリアルです。
(甲骨文字) 今から約3500年前でしょうか。

篆書(てんしょ)。始皇帝の時代の文字です。
起源前250年ころ。

隷書(れいしょ)。文字を書く必要性から、書きやすい文字の開発が行われました。
政治や宗教にじつに重要な伝達、記録手段です。

隷書のあと、「草書」、「楷書」、「行書」は独自の書法を確立します。
日本に先に入って来たのは「草書」です。

その「草書」から「ひらがな」は生まれました。
本教材は図解でその流れを、全「ひらがな」で見ていただけるようにしました。

「ひらがな」になった「漢字」たち

価格: 250円


皆さん、ご健筆を。


悠人でした。